内科
1回3800円(税込)です。チメロサールフリー品対応です。
一般内科
かぜ、気管支炎、花粉症などの急性疾患や高血圧、高脂血症、糖尿病など慢性疾患を診察します。
慢性疾患に対しては血管年齢を頸動脈エコーを用いて評価します。
また、熱傷や救急疾患全般の対応できますのでお近くで困った際はご相談下さい。
37.5℃未満であれば、かぜ症状も対応できますのでご相談下さい。3歳以上から診療しています。
目次
・腰痛
・関節痛・関節炎
・めまい
・意識消失
・しびれ
・浮腫
・頸部のしこり
・せき(慢性)
・呼吸困難
・動悸
・下痢・便秘
・発疹
・認知症
・高齢者の様子がおかしい
かぜはとても一般的な病名ですが、医師としては様々な疾患を念頭に置いて診察しております。
想定疾患名を羅列いたしますと
・ウイルス性鼻炎
・アレルギー性鼻炎
・ウイルス性咽頭炎
・ウイルス性気管支炎
・感冒後咳+後鼻漏
・急性細菌性副鼻腔炎
・A群β溶血性連鎖球菌性咽頭炎
・伝染性単核球症
・亜急性甲状腺炎
・扁桃周囲膿瘍
・急性喉頭蓋炎
・肺炎
・細菌性気管支炎
・肺結核
・心不全
・咳喘息
などです。「咳」、「鼻汁」、「咽頭痛」3症状に注目し診断を進めていきます。
・かぜ
・発熱・ふるえ(悪寒・戦りつ)
発熱し、ふるえが止まらない。ガチガチ震えるとき、下記疾患を念頭に置いて診療しています。局所の感染症が全身に影響を及ぼしている場合は重症の可能性が高くなります。身体所見をしっかりと理解できることが必要です。
・インフルエンザ
・新型コロナウイルス感染症
・急性腎盂腎炎
・急性前立腺炎
・化膿性胆管炎
・胆のう炎
・肝膿瘍
・急性ウイルス性肝炎
・肺炎
・肺膿瘍
・髄膜炎
・蜂窩織炎などの軟部組織感染症
・筋膜炎
・感染性心内膜炎
・心筋炎・心外膜炎
熱源検索を体系的に行うことが必要です。発熱+XのXを詳細に確認する必要があります。Xの確認は集学的な臨床経験が必要になります。
病的な寝汗とは睡眠中に服を着替えるほどの汗をかくことで、暑くもないのにじっとりとした汗をかく状態のことを示します。日中からの発汗過多や、暑さを感じての発汗とは区別されます。ほてりは、のぼせとも表現され、上半身にみられ、発汗を伴うことが多く、数分で改善する一過性の症状です。下記を想定して診察を行います。
・感染症(急性)
・感染症(慢性)特に結核
・更年期(男・女)
・GERD(胃食道逆流症)
・薬剤性
・糖尿病
・低血糖
・甲状腺機能亢進症
・甲状腺機能低下症
・副腎不全
・副甲状腺機能亢進症
・睡眠時無呼吸症候群
・離脱症状
・精神疾患(不安症、うつ病)
・悪性腫瘍(特に悪性リンパ腫、腎細胞癌)
・HIV
・感染性心内膜炎
・深部膿瘍
・膠原病
・ダンピング症候群
・脊髄疾患
・自立神経疾患
・褐色細胞腫
・カルチノイド
身体所見、体重減少などに注意して診察します。
・寝汗・ほてり
・全身倦怠感
全身倦怠感とは、身体がとてもだるいという意味です。身体的疾患、精神的疾患、その複合に分けて診察します。詳細な病歴と簡単な検査だけでほとんどの場合診断がつきます。疾患として下記を想定しています。
・感染症(急性)
・感染症(亜急性~慢性)(結核、HIV、感染性心内膜炎など)
・精神疾患(うつ病、身体化障害、パニック障害、ストレス、大切な人との死別など)
・不規則生活者
・糖尿病
・劇症1型糖尿病
・甲状腺機能亢進症
・甲状腺機能低下症
・副腎不全
・副甲状腺機能亢進症
・電解質異常、アシドーシス
・感染後疲労状態(新型コロナウイルス感染症の後遺症など)
・貧血
・臓器不全
・薬剤性(眠気を起こす薬剤、筋力低下を起こす薬剤、血圧低下・立ちくらみを起こす薬剤)
・貧血を伴わない鉄欠乏症
・悪性腫瘍
・膠原病(特にリウマチ性多発筋痛症)
・神経筋疾患
・アルコール
・睡眠時無呼吸症候群
・妊娠
・更年期
・慢性疲労性症候群
・線維筋痛症
・脳脊髄液漏出症(低髄圧症候群)
・体重減少
はじめに意図しない体重減少があるのか、ダイエットして減量しているのかをはっきりと確認します。体重減少はいつから、何キロ減少しているかを具体的に確認します。はっきりとしない場合は1か月後の体重を確認します。食欲の有無、熱の有無を確認します。半年間でもとの体重の5%以上の減少を臨床的に重要な体重減少と考えます。
その上で下記の疾患を鑑別いたします。
・悪性腫瘍
・うつ病
・アルコール依存症
・甲状腺機能亢進症
・糖尿病
・消化管潰瘍
・薬剤性
・認知症、脳梗塞後
・進行した心不全、COPD、腎不全
・吸収不良症候群(クローン病、慢性膵炎)
・副腎不全
・高Ca血症
・結核
・膿瘍(肝・腎・肛門周囲)
・感染性心内膜炎
・HIV
・悪性リンパ腫
・リウマチ性多発筋痛症
・神経性食思不振症
例えばアルコール依存症の確認にはCAGAスコアを用いたスクリーニングを行います。Cut down:自分の飲酒量を減らさなければならないと感じたことはあるか。Annoyed by criticism:周囲の人に今まで自分の飲酒量を批判され困ったことがありますか。Guilty feeling:自分の飲酒について良くないと思ったり、罪悪感を感じたことがありますか。Eye opener:朝酒をしたことがありますか。2項目以上当てはまればアルコール依存症の可能性が高くなります。
・頭痛
繰り返している頭痛かどうか、頭痛の程度や神経症状などを確認して診断を進めます。下記疾患を鑑別いたします。
・緊張性頭痛
・片頭痛
・群発頭痛
・副鼻腔性頭痛
・神経痛(三叉・舌咽・後頭神経)
・急性感染症に伴う頭痛(感冒、肺炎、尿路感染症など)
・うつ病
・薬剤性、離脱による頭痛
・頭頚部疾患による頭痛(歯痛、顎関節症、頚椎症)
・くも膜下出血
・脳出血
・髄膜炎・脳炎
・椎骨動脈解離、内頚動脈解離
・頭蓋内占拠性病変(膿瘍、血腫、腫瘍)
・緑内障発作
・高血圧性脳症(後方可逆性脳症症候群:PRES:posterior reversible encephalopathy syndrome)
・静脈洞血栓症
・側頭動脈炎
・脳脊髄液漏出症(低髄液圧症候群)
・内頚動脈海綿動脈洞瘻
・特発性頭蓋内圧亢進
くも膜下出血などを疑う頭痛の症状としては、1.突然発症、2.経験したことのない痛みを伴う頭痛、3.いつもと様子の異なる頭痛、4.頻度と程度が増してくる頭痛、5.50歳以降の初発の頭痛、6.神経脱落症状や視力障害を有する頭痛、7.目をつぶって物静かに耐えている頭痛などです。ごくまれにですが、歩いてい救急外来を受診し、CT検査でくも膜下出血と診断された患者さんもおられました。上記症状を認める場合はどうぞ救急車を呼んで頂ければと思います。
・胸痛
診断には病歴の聴取・判断が最も有用です。病歴で診断する気構えを持って話を聞きます。重症度の判断はバイタルサインを重要視します。下記を念頭に置いて診療しています。
・肋軟骨炎
・剣状突起痛
・肋骨骨折
・胸壁の単神経炎
・帯状疱疹
・Tietze症候群
・胸壁の血栓性静脈炎(Mondor病)
・胸鎖関節炎
・頚椎症
・胸壁の筋肉痛
・ウイルス性胸膜炎
・気胸
・肺炎
・パニック症候群、うつ病、過換気症候群
・GERD、消化性潰瘍
・食堂攣縮症
・その他の機能性食道障害
・胆石症
・急性冠症候群
・急性大動脈解離
・肺塞栓症
・異型狭心症
・心筋・心外膜炎
・たこつぼ心筋症
・特発性食道破裂
・急性白血病での胸骨痛(骨髄の膨張によって)
問診の一つのテクニックとしていつから胸痛を自覚しているかが大事です。くも膜下出血と同様に重症度が高いほど、発症時の状況を良く覚えていることが多いです。冷や汗、脂汗を自覚するような初めて体験するような胸痛は重症度と緊急度が高い疾患の可能性があります。症状が辛く自ら病院へ受診するのが難しいと判断したら、迷わず救急車を呼んで下さい。(それでも迷う場合は7119に連絡し救急車を呼ぶかどうか確認して下さい)
バイタルサイン、病歴、身体所見より総合的に判断します。腹部にある臓器は多数あり、診療医の経験が試されます。基幹病院に紹介してでも確定診断が必要な症状かどうかを判断する必要があります。以下の疾患を想定して診察いたします。
・急性胃腸炎
・蠕動痛
・消化性潰瘍
・過敏性腸症候群
・胆石症
・虫垂炎
・憩室炎
・肋骨・肋軟骨・剣状突起痛
・尿管結石
・膀胱炎
・急性冠症候群(心筋梗塞)
・大動脈解離
・腸間膜動脈(静脈)血栓症
・糖尿病性ケトアシドーシス
・子宮外妊娠・卵巣茎捻転
・腸閉塞(大腿ヘルニア、内ヘルニアも含め)
・腸重積
・急性膵炎
・腎盂腎炎
・炎症性腸疾患
・悪性腫瘍(胃癌、肝臓癌、大腸癌、膵臓癌、腎癌、悪性リンパ腫)
・副腎不全
腹痛は検査しないと鑑別つかない場合を多く経験します。まさに後医は名医の症例(ケース)がゴロゴロする症状です。町医者としては確定診断を間違えても患者様の不利益にならぬように慎重に対応する必要があります。虫垂炎一つをとっても初期症状は典型的なMcBurney点の圧痛ではなく心窩部痛を自覚する場合があるなど症状が多彩です。